ヒラリー万歳!!!

ヒラリーと言っても、今話題の某国の大統領候補のヒラリーではありません。同じお国の方ですが、こちらは、ヴァイオリニストのヒラリー・ハーンのこと。

実は、私も彼女のことは最近まで知らず、演奏も全く聴いたことがありませんでした。たまたま、新宿の某CDショップでシベリウスのヴァイオリン協奏曲の第3楽章を試聴してびっくり。最近は興味をそそる新録音が少ないのですが、久しぶりにすぐに購入して帰宅しました。

特にシベリウスでは、冒頭の物悲しい旋律に思わず背筋がゾクゾクとしてしまい、取り憑かれたように最後まで集中して聴くことができました。ハーンの音色は、女性のものとは思えないほど、重厚で深みがあり、テクニックも完璧。指揮者&オケとの相性も良いようで、バランスも絶妙でした。

このハーン盤、演奏の秀逸さと録音の良さで、ハイフェッツ盤と並ぶ(もしかしたらハイフェッツを超えたか!?)、後世に残る名演奏だと思います。

Schönberg und Sibelius Violinkozerte

Hilary Hahn,Violin

Schwedisch Rundfunk Orchestra,Esa-Pekka Salonen

Deutsche Grammophon 477 7346

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がっくり・がっくり・がっくり

最近買うディスクと言うと、DVDか、ヒストリカルのCDばかり。新録音はなかなか買わないのですが、某CDショップのネット店でちょっと気になるディスクを見つけました。

そのディスクとは、”ラフマニノフのピアノ協奏曲第5番”。当然、ラフマニノフには5番のピアノ協奏曲なんてありません。これは、交響曲第2番をピアノ協奏曲にアレンジしたものでした。

しかし、聴いてみると全くの的外れ。これは、演奏の問題と言うより、編曲の問題だと思います。とにかく、ピアノとオケの絡みが、もうどうしようもないくらいに稚拙で、聴き終えるのがやっとと言う感じでした。

某CDショップを始め、複数のCDショップで結構このディスクを薦めているんですが、私は人に薦められるシロモノではないと確信しています。この企画には出版社のBoosey&Hawkesも協力し、バジェットプライスで有名なBrilliant Classicsのものですが、この企画にわざわざ録音をして市場で販売するだけの価値があるのか、甚だ疑問です。

前回の日記で書いた”エルガーのピアノ協奏曲”は、モティーフもエルガー自身のものを多用し、ピアノとオケの絡みも自然で、曲としても聴き応えがあったので、今回も、期待していたのですが・・・・。

Rachmaninoff  Piano concert No.5 arr. Alexander Warenberg

Wolfram Schmitt-Leonardy,Piano

Janáček Philharmonic Orchestra,Theodore Kuchar

Brilliant Classics 8900

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エルガーのピアノ協奏曲

今日はポカポカと良い陽気ですねhappy01 なのに昨日今日と、どうも体調が良くなく、家でゴロゴロとしていますcoldsweats01

昨晩はなかなか寝付くことができず、深夜2時過ぎにチャンネルを回していたところ、エルガーのピアノ協奏曲についてのドキュメント番組をBSで放送していました。

あれ?エルガーのピアノ協奏曲なんてあったっけ???と思いながら、番組をみていると、遺された楽譜の断片やエルガー自身による即興演奏のSPレコードから再構成したものだったんですね。

このドキュメントが面白かったのは、補筆編曲等を行った作曲者、初演を行ったピアニストと指揮者が三つ巴で皮肉の言い合いをしているところ。指揮者は楽譜の不備を作曲者に突きつけ、作曲者は演奏の不出来を指揮者のせいに、ピアニストは作曲者に無断で勝手にカット編曲をしたり・・・・と、こんなこと暴露してもいいの?っていうくらい醜い皮肉の言い合いなんですね。イギリス人は皮肉屋って言いますが、こういうことなんですね。

当の曲はというと、ちょっと時代遅れって感じでしょうか。オーケストレーションは後期ロマン派バリバリという感じですが、エルガー独特の小気味良いフレーズがあったりと、それなりに楽しめるようにはなっていると思います。100年後にも演奏されているか?というとちょっと疑問が残りますが・・・・。

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今日の芸術劇場 (2006.10.1)

どうも、ここのところ出かけようとすると天気が良くないんですよねぇ。行いが良くないんでしょうか???今日も北横岳へ行こうと思っていたんですが、既に雨が降っているとのことで、中止。週間予報では、晴れだったのになぁ。ということで、今日一日久しぶりに家を出ず、ぶらぶらと過ごしました。昨日、東京へ出て、テント用具などを一式購入。その説明書を読んだり、旅エッセイを読んだりしながら過ごしたんですが、たまにはこんな休日も良いものです。

さて、今夜の芸術劇場の一つめはクリスティアン・ツィマーマンのピアノリサイタルでした。アナウンサーが”巨匠”という表現をしていたので、違和感を覚えたのですが、映像を見てびっくり。すっかり白髪になってしまい、風貌は確かに一見”巨匠”風。ちょっと調べたら、彼は1956年生まれでもう50歳。もうそんな歳だったんだっけ・・・・・。ツィマーマンというと、若い頃のカラヤンやバーンスタインとの競演が印象に残っていますが、今日の演奏はそのイメージとは、ちょっと違うものでした。

一曲目はモーツァルトのK.330のソナタ。端整でいて聴いていてとても安心できる演奏。あれ、ツィマーマンってこんなタッチだったっけ???ツィマーマンというと、ショパンって言うイメージがあったんですが、とても軽いタッチで爽やかな演奏でした。彼も楽しんで弾いていたようですし。

二曲目は、ベートーヴェンの悲愴ソナタ。第一楽章は、かなり早めのテンポにも拘らず、タッチはしっかり。かなりメリハリのある演奏ですが、慌てずにもうちょっと”しっとりゆったり”と弾いて欲しいなぁ・・・。ただ、響きは美しい!第二楽章は、”しっとりゆったり”でいい感じ。第三楽章は、かなり堅実な演奏。途中までは、しっかりと聴かせるかにでしたが、終盤はかなり情熱的になり、一気に大団円。

アンコール(おそらく・・)は、ラヴェルの優雅で感傷的なワルツ。彼はラヴェルも弾くんですね。アンコールと言うこともあるのか、緊張感が抜け、今日の放送の中で一番良かったかも。でも、なんだか、ちょっと爽やか過ぎるんですよね。もう少し艶気があってもいいのでは?

アンコール二曲目は、ガーシュインの小品。でも何だかぎこちない。スイングがなんだか変なんですよね。

アンコール三曲目もガーシュイン、うーん・・・・・。前の曲と同じ。

アンコール四曲目もまたまたガーシュイン。結局”3つの前奏曲”を全曲アンコールで弾いちゃったんですね。3曲の中では、スイングが無かったので、これが一番良かったかな。

”ブラヴォー”の声、かなり飛んでいたんですが、?????。

それにしても、今日のプログラミング、どういう脈絡なんでしょ?私にはどうもイメージが掴めないんですが・・・・・。

二つめはジャン・ギアン・ケラス チェロ・リサイタル。これは素晴らしかった!ケラスのチェロも良かったんですが、伴奏の野平一郎が素晴らしい!伴奏の方にすっかり聴き惚れてしまいました。今までベートーヴェンのチェロソナタを聴く機会はあまり無かったのですが、この演奏の印象は、チェロつきのピアノソナタ。すっかりその気で聴いてしまいました(笑)!

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